2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『埴谷雄高作品集Ⅰ 死靈』(埴谷雄高/河出書房新社)

あの何かっちゃあ「トリックは最初で分かった」とかメタ探偵のようなことをほざく森博嗣が、珍しく「本当に全然分からない」と言っていたので読んでみた。誤解のないように言っておきますが、純粋なミステリだと思って読んだわけではありません。 死刑に価す…

『魔法の用心棒ミオ!2 大ピンチ! 地獄病院突破せよ!』(あらいりゅうじ/電撃文庫)

98年の作品。 いや、やっぱりおかしい。 この色々あった年に、あかほり・神坂直系の傍若無人ヒロインものを、ここまで愚直に書いていられたなんて、どっか只者ではないのでは。ライトノベル業界において、オッサン作家が完全に仕事として適当なものを書き飛…