2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

バンプの曲の中で一番好きなのは『ユサモメン』(正式名称不明)

なんだって。 いまさらそんなことを言われても。 一体どうすればいいというのだ。 もはやすべては遅すぎる。 遅すぎるのだ。 ああ。 漫画版の『真月譚月姫』が普通に面白いんですって。アニメと違って。 「秋葉VSシエル」とか言われると、いまだに少しは触手…

『とある魔術の禁書目録7』(鎌池和馬/電撃文庫)

最初は何となくその場のノリで書いていたと思われる宗教関係の嘘設定が、最近は自覚的にカッコよさげに書くようになってきたのではないかなあ、と見ましたが。これはライトノベル的には全面的に正しいと思います。嘘っぱちを書く勇気って大事。 意識的なもの…

『ツチヤ学部長の弁明』(土屋賢二/講談社)

書いてる内容はいつも通りなんですが、学部長になってもそれまでと同じことを書いたり言ったり出来ているというのは、やはり尋常ではないと思います。

『ダーリンは外国人』(小栗左多里/メディアファクトリー)

基本的に女性作家のエッセイ漫画は苦手なんですが、これは割とおいしく頂けました。他と比べると、押し付けがましさがあまりなかったからか。

『ジンキ[人機]1〜2』(綱島志朗/ガンガンウイングコミック)

ガンガン系で珍しくロボットものやっているらしいという噂と、アニメ版が駄目だったという評判を聞いて、前から気になっていた作品。 デザインがダグラム似だったので、実在兵器の延長線上にある地味ミリタリーロボかと思ったら、意外にも古代文明のオーバー…

『So What? 1〜4』(わかつきめぐみ/白泉社文庫)

心の漫画。いつ黴が生えるか分からないというイヤな危機感に襲われたので、今のうちに再読。 あらすじ。主人公である阿梨は、祖父の実験の失敗で呼び寄せられた異世界の少女ライム、幽霊となった祖父、祖父の教え子である海堂氏、中学の時の同級生である桃太…

『百鬼解読 妖怪の正体とは?』(多田克己/講談社ノベルス)

京極堂とメガテンにガチンコでハマっていた時期なら、もっと楽しめたと思います。なので、いま現在ハマり中な方は読んでみても損はないのでは。 一説によると釜はカーマ(愛欲の神)の当て字で、そこから転じて肛交を意味するようになったという話は、何かに…

オンリーロンリークロウリー(魔術師)

『禁涙境事件』を読んで気になった箇所があったので、ちょっと確かめようと本棚の奥から前作の『海賊島事件』を引っ張り出してみたら。ああ。 腐ってました。 正確に言うと、カビが生えてました。本の小口が真っ黒になるぐらい。帯なんてもうボロッボロにな…

『禁涙境事件』(上遠野浩平/講談社ノベルス)

久しぶりに図書館に行ったら棚にあったので、つい借りてしまいました。まさか上遠野作品を図書館で借りる日が来ようとは。 『私は虚夢を月に聴く』に似た話でした。多くの人は、なんでだよ、全然違うだろ、イマジネーター出てねえじゃねえか、と文句を言われ…

夢とか言うな

カメムシを、右手の親指と人差し指で潰した夢を見ました。 目を覚ますと同時に布団をはねのけて飛び起き半泣きの顔で夢の中の自分を罵りながら左手で右手の先を必死に擦り続けました。三十秒ほど。 誰かに見られなくて本当に良かった。一人暮らしのメリット…

『狗狼伝承 天涯少女・シノ』(新城カズマ/富士見ファンタジア文庫)

帯のコピーは「伝説完結!」。『封仙娘娘』と合わせてるんでしょうか。最近の富士見自体がそうなってるのかもしれないけど、今月の新刊の帯は変なのが多かったです。「あかほりを超えた漢」なんてのまで。気にはなるけど同時に正気を疑います。 介錯の絵が変…

『封仙娘娘追宝録9 刃を砕く復讐者(下)』(ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫)

帯のコピーは「伝説復活!」。もっと奇抜なので来るかとも思いましたが。「どうもすいませんでした」とか。 表紙イラストの構図は、ちゃんと上巻と対になっています。ちゃんと、と軽く書きましたが、これがどれだけエラいことなのか、深く考えると気が遠くな…

可能を不可能と偽るのは大した罪ではない。その逆に比べれば。

この「必要な資格:普通自動車免許」っていうのは、別に身分証明書を見せてもらいたいわけじゃないんだよなあ。「免許? 持ってますよ! 運転? 出来るわけないじゃないですか! ペーパー四年生を舐めんな」では、思うさま罵倒された挙句に叩き出されるんだ…

『交響詩篇 エウレカセブン』第31話

遂に使徒まで登場してしまいました。 色々バリエーションがありましたが、基本的にデザインがグロ一辺倒で、アメコミに出てきそうなクリーチャー系ばかりなのは残念。これから別なのも現われるんでしょうか。正八面体鏡張りのやつとか。 唇緑のババアが、散…

陽性作戦

どうも、負け組です。 発売日に富士見ファンタジア文庫が入荷しない僻地に住んでいるので、負け組です。 悲しい気持ちになったので、気を紛らわすためにまた思いつきで短歌。いや、これって短歌になってるのか。字数以外に制限ってないんでしたっけ。まあい…

告解中継

最初に言っておきます。ごめんなさい。 あなたと出会ってから、もう一月が過ぎました。その間、あなたは私にとても良くしてくれました。 あなたの語る言葉はいつも真摯で、問題意識と家族愛に満ちていて、隙あらば斜に構えようとする私のような駄目な人間を…

『封仙娘娘追宝録8 刃を砕く復讐者(上)』(ろくごまるに/富士見ファンタジア文庫)

下巻の発売に備えて、ブックオフで購入の上再読。 まずは本文からの引用を一つ ≪護玄は考えたが、答えは判らない。 だが、その答えが目の当たりになるのは、そう遠い日ではないのだ。≫ まあ確かに、仙人の感覚では大した時間ではないですよね、六年なんて。…

『天使にラブソングを2』? いい加減見飽きてんだよ!

かつて所属していた組織(上遠野浩平的言い回し)で、俳句だか短歌だかが流行っているらしく、なんだか妙に楽しそうで軽くカチンときたので、自分でも一つ作ってみることにしました。 こめかみの右から左に針の音外れたもうな曇りのち晴れ 待って。 それちょ…

『ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1 それ絶対植えてみよう』(浅沼広太/スーパーダッシュ文庫)

もっと馬鹿小説的なものを期待していました。 正直読むのが辛かったし多分続きを読むことはないと思うのですが、作品に難点は殆どありません。低年齢向けのライトノベルとして、やるべきことをきっちりやっています。単に、自分がターゲットから完全に外れて…

縁もゆかりも鉄平もない

とあるサイトで、森見登美彦の『四畳半神話大系』(太田出版)についての「前作である『太陽の塔』(新潮社)と全く同じ話だった」という趣旨の感想を見つけました。 さすがに首をひねりました。確かに両作品には、舞台が京都であることをはじめ、共通する要…

ありがとうさようなら専制

久しぶりに、幾つかのコメントが付きました。こんなことで韜晦しててもしょうがないので正直に言うと、ぶっちゃけ泣くほど嬉しかったです。 周囲の人達には「ほとんど返事が出来ないから、コメントは付けないほうがいいよ」と言っておいたのですが、この際あ…

『少年アリス』(坂本真綾)

ニューアルバムのプロデュースが菅野よう子でなくなって、一体どんなことになったのだろうと思ってたら「『少年アリス』に比べれば、全くひどいもんですよ」という苦々しい評価を耳に。 でもなあ、別に『少年アリス』にそんなに思い入れないんだよなあ、とか…

勇敢マダム

具体的には言えませんが、気が付くと既に年齢だけは完全に大人です。しかし、このブログをご覧になれば分かるように、中身はまだまだどうしようもなく子供です。世の中に、どうしても納得できないことが山ほどあります。 たとえば、 「『エウレカセブン』の…

『ネコソギラジカル(上)十三階段』 『 〃 (中)赤き制裁vs.橙なる種』 『 〃 (下)青色サヴァンと戯言遣い』 親から「これで靴下でも買いなさい」と渡されたJCBギフトカード三千円分でまとめ買い。(上)と(中)の帯が「西尾氏、イチ押し。」になってい…

ネタバレ上等

日頃から「ネタバレは大罪の八つ目」などと主張して周囲を辟易させている石破巴なんですが、『ネコソギラジカル』を一気読みして気が緩んでいたのか、つい電話口で知人にダ・ヴィンチの「性春マンガ特集」で読んだ『ラブロマ』の最終回の話をしてしまいまし…

『パーム 1〜9』(伸たまき/ウイングス文庫)

面白かった。 辛気くさいクールビューティートラウマ系かと思って、最初から鬱々としながら読み始めたのですが、プロローグ的な過去話が終わってみれば、大好きな擬似家族ものが始まったので大喜び。ギャグよりはコメディ。やおいよりは(もっと漠然とした温…

『サイクロンZ』

すっげえ面白かった。 深夜にテレビでやってました。ジャッキーチェン主演。他の情報は一切知りません。サモハン・キンポーらしき人がいましたが、スタッフロールに字幕が付かなかった上に、そもそもサモハン・キンポーについてよく知らないので、あの小太り…

そこまで面倒見れねえよ!

季節の変わり目にはいつも調子が悪くなります。パソコンの。 何の理由もなく、突然音量が極端に小さくなるという奇病です。ありとあらゆるボリューム関係の設定を確認してみても、全く異常なし。一応システムの復元を使えば直るので、機械的なトラブルでない…

『愛がなくても喰ってゆけます。』(よしながふみ/太田出版)

グルメエッセイ漫画。 爆笑。 いや、「『普段はドブスだが、化粧をするととっても美人!』に描かれている作者本人の顔」は噂に聞いていたので割と楽にスルー出来た(聞いていなければ、悶絶死していたと思うが)のだが、真の問題はそんなところにはない。絶…

『海馬が耳から駆けてゆく(1)』(菅野彰/ウイングス文庫)

エッセイ。 面白かったけど、読み終えてみると一番印象に残っていたのは「なんで女ってこんなに旅行好きなんだ」ということ。逃避願望なのか? 馬鹿野郎! どこに逃げたって「お前はお前」だろ!(何の意味もない説教。『BLOOD+』で使われていたのを見た時…