2005-12-23から1日間の記事一覧

『七度狐』(大倉崇裕/東京創元社)

落語ミステリ。狐こわー。 霞流一の解説のカッコ良さに惚れる。いやむしろ心のペニスが屹立する。作中で落語について使われている言葉を借りて、本格ミステリは「陽の芸」であると断言するくだりなんて、射精ものですね。ミステリの解説には、やはりこの手の…

トラスト・ミー・フォーエバー

「7361」 「なに」 「新しく作った口座の暗証番号」 「だからなに」 「なんか忘れそうだから、代わりに憶えといて。そんで、こっちが忘れた時に教えて」 「いや、そういうのってさすがにマズいんじゃ。いろいろと」 「いろいろって」 「犯罪とか」 「大…