運命日記1(『Fate/stay night』(TYPE-MOON))

 いまさら始めてますよ。とりあえずAルート終了時点での感想。


 冒頭からきのこきのこきのこ。久しぶりにきのこ汁溢れる文章を読んで、卒論書きながら暇さえあれば気分転換に『月姫』を起動させてたあの冬を思い出した。結局、延べ五周ぐらいしたんじゃないだろうか。


 まだ最初のルートだけだからかも知れないが、遠野志貴に比べると今回の主人公はどうもキャラが弱いような。似たような設定が散りばめられてはいるのだが、志貴のそれを一回り小さくしただけのように見えてしまう。単に俺が最強厨なだけなのか。


 各サーヴァントの正体(真名)には、驚いたり笑ったり。特にセイバー。良くも悪くもすげえ。しかしよく考えてみれば、物語の設定の核がアレなわけだから、そんなに不自然でもないのだった。まだ出自が割れてない残りの連中については、本当に予想さえも出来ない。ライダーなんて、宝具出されても全然分からない。


 最初のルートをクリアしただけで、大抵の謎とか因縁が明らかになってしまって、しかも設定上どのシナリオでも戦闘時にはセイバーに頼らざるを得ない(他のヒロインの戦闘力は、ほぼ員数外)。これはどうもメインヒロインとそれ以外のキャラのシナリオに極端な温度差がある『デモンベイン』的な問題を抱えているのではと不安になったが、友人が「安心しろ。最後まで楽しめる」と言ってくれたので、素直に安心した。とっとと続きをやろう。