2005-07-21から1日間の記事一覧

『妖盗S79号』(泡坂妻夫/文春文庫)

個人的体験から言わせてもらうと、「湖底のまつり」を読んだ後だとより驚ける。偶然の産物ではあるが。最終話は亜愛一郎シリーズと同様、全員大集合だったが、こちらは話数の関係で大した人数でなかったのが、少し残念。

『ギブソン』(藤岡真/東京創元社 ミステリフロンティア)

序盤は、作者が五十過ぎてるだけあって、出てくる単語が「引き篭もり」だの「ストーカー」だの「FF(ファイナルファンタジー)(原文ママ)」だの、つい中指をそっと立てて「ジジイめ」と罵倒したくなるような直球の羅列で、読むのが非情に苦痛だった。い…