持て余すのは自意識、突き抜けるのはロケット

 ≪あなたにもファックユー!≫


 というわけで、石破の中ではエディ・マーフィーの代表作と言えば問答無用で「星の王子様ニューヨークへ行く」なのですが。


 なのです、が?


 馬鹿! 馬鹿! この21世紀にいまさらエディの話題なんか読みたい人間がいるとでも? いねえよ! いや、一人くらいはいるかも知れないけど、話が複雑になるのでいないことにさせて下さい。そもそも私も別にそれほど書きたくはないです。この期に及んで敬体? フゥム! この際はっきりと言明させてもらいますがね、これは別に顔も知らぬ名も知らぬ存在するかどうかも不定なあなた方への尊敬の念から選択された文体などでは全然ないのですよ、残念ながら! 言うなれば俺(一人称のブレ……意味を見出そうとするな! この文明の鬼子どもめ!)が、俺として成立する以前の混沌の時代に刻印された溝が、不可視のプレイヤーの針によって再生されているようなものなのです。つまりは、リズム。或いは、啓示。本当のところは、なんとなく。人生において、これ以上に重要なものを私は知りませんね! あと、もう一つだけ言っておきたいことがあります(小学生的に極端な抑揚)。おまえらちゃんと毎日オナニーしろ。大抵の問題の根はそこにある。いっぱしの手淫常習者にもなれねえような紳士淑女は、この戦場に相応しくない! 去れ! そして一発抜いてから来い! いいか、これがすなわち血のバレンタイ





 いつまでもやってられねえですよ、こんなの。
 年のせいか「!」を一個打つだけで非常な疲労を感じます。「LPマイナス1、しかもロマサガ2仕様(回復不可)」みたいなっ。うわあ(自己嫌悪)。
 立ち読みした『ファウスト』に載ってた、ウエダハジメの(回想と現在が一コマ単位で入れ替わって大変よみづらい)漫画に影響されて、いっちょ自意識でも肥大させてみるかなと思ったのですが、どうやらこういうのには素質が必要なようです。ヤンキーのケンカ自慢に逆シャアの話をぶつけられるくらいの狂犬値がないと。それは無理だ。
 何でこういう漫画に限って前後編で掲載か。SIDE-AとかBとかCとか、えろいこと言ってんじゃねえですよ太田さん。眼鏡僕っ子同人作家の運命が気になりますよ、うさぎさん(このレンズマン(眼鏡好き)め!)。個人的には西島大介よりもウエダハジメの方が好きです、分かりやすくて。西島大介の代表作を『遊星からの物体SEX』だと認識してる時点で、勝負になってない気もしますが。
 最後に。『ファウスト』はいい加減カッコ付けてないで、まともな目次を付けて下さい。立ち読み対策?