2005-08-10から1日間の記事一覧

『ふつうの学校』(蘇部健一/講談社青い鳥文庫)

名前だけは方々で聞く『六枚のとんかつ』の人。青い鳥文庫で書くようになったのか。 最近の児童文学なんて、正直はやみねかおるぐらいしか読んでいないのだが、その上で適当なことを言わせてもらう。よくある「破天荒だけど生徒のことを誰よりも考えている先…

『館島』(東川篤哉/東京創元社 ミステリ・フロンティア)

読み易くはあるが、どうにも「暴発したライトノベル」のような印象が強い文体とキャラクター。これがウリだと言われてもなあ、と思いながらも読みすすめると、ミステリ的な部分の方はがっちりしてました。これなら、全体的にはもっとシリアスに書いた方が面…