私信

 Shake氏へ


 どうやら、世間一般の認識では『スレイヤーズ』が「剣と魔法とオッパイ」の物語になっているらしいです。多少なりとも当該作品に触れたことのある人間としては、それはどちらかと言えば『MAZE爆熱時空』の方なんではないかなあ、と部屋の隅に向かって小声でぼやきつつ、未だその爪痕を深くライトノベル業界に残す「あかほりショック」について思いを馳せるしかありません。
 ついでに言えば『オーフェン』は、当然のように「主人公を男性にしただけの『スレイヤーズ』」です。まあこれは実際に富士見書房が、そのようにカモフラージュして売ろうとしていた節もあるので、無理からぬこととも言えますが。しかし、「剣と魔法とオッパイ≒『スレイヤーズ』≒『オーフェン』」という極端な認識を持った人間が、『オーフェン』の作者の作品なんだから、きっとお色気(!)満載のライトファンタジーに違いないと決め付けて『エンジェル・ハウリング』なんかを読んでしまった瞬間に発生する悲劇を想像すると、なんだか至極痛快な気持ちになれるのですが、これって人間としてどうなんでしょうか?


・追伸
 「行動五手先まで読まないとやってられない程度のSLG」がプレイしたいのなら、『ネクタリス』がオススメです。ほとんど詰め将棋のレベルで、学生時代にちょとだけ手を出してすぐ投げ出しました。フリーソフトだったので、たぶん今でもどっかに落ちてると思います。


・追伸の追伸
 例のブツはいつまでも待ちます。待ちますが、待たせた分は利子を付けてくれると嬉しいです。動画とか。画像とか。