こういうことは、誰の身にも平等に起こりうるのだと分かっているつもりでしたが、いざ自分の周囲にそれが降りかかってみると、実のところ何一つ覚悟など出来ていなかったことに気付かされました。


 こんな時にブログの更新などをするのは、人として間違ったことなのかもしれません。これを読む誰かが「もっと他にすることがあるだろう」という苛立ちを覚えるであろうことも容易に予測できます。


 しかし、どうしてもここで、彼に永遠の別れの挨拶をしておきたかったのです。どんな辛い時にも私を決して裏切らなかった彼に対する手向けの言葉は、この極めて電子的な場所に半永久的に残しておくのが、もっとも正しいことのようにも思えるのです。


 ありがとう。私はこれまで、あなたのお陰で生きてこられました。どうかこれからは、何物にも煩わされることなくひたすらに清浄な時を過ごされることを願います。さようなら。







 炊飯器が逝きました。明日リサイクルショップ行ってきます。