『コミックマスターJ 4、5』(脚本 田畑由秋・作画 余湖裕輝/少年画報社 YKコミックス)

 少なくとも、おまえらにパロディを笑う資格はねえ(5巻第一話に対して)。
 元ネタが『ブラックジャック』だったということを思い出したかのように、ネガティブな終わり方をする話が増えてきている。きている、って言ってももう終了している作品なんだよなあ。小説だとそういうことがあまり気にならないのに、漫画だと妙に意識してしまうのは、雑誌連載という形式のせいだろうか。せめて一作ぐらい、リアルタイムで追いかける漫画を持っていないと、オタクとしてどんどん歳を取りそうで怖い。